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かゆい所に手が届きました。


写真商品名
野菜づくり名人の知恵袋―農家直伝のコツのコツ (講談社プラスアルファ新書)
なかなか教えてくれないようなコツが凝縮されています。農業中級者から上級者向けで、一通り農業運営・家庭菜園などをしている方にベストです。親が農業者ならこんな本のような教えがあるのかと思います。一般のマニュアルにはないような教えですので、菜園の幅が広がりました。ぜひ読んでみてください。
引用元:かゆい所に手が届きました。

田口淳之介

 わが家の小さな小さな庭にも、植木市などで求めては植えた何本かの木がある。元々は山の木、手入れなどは必要あるまいと、自然流と称してほったらかしにしていた。

 そうしたら、桃の苗木の枝は、秋に植えて翌年春はすごい元気に葉っぱを茂らせたが、その葉っぱに虫が付くや、秋には丸裸になってしまい、翌年には枯れてしまった。牡丹は腐葉土を入れて土壌を肥えさせても、さっぱり大きな花が咲かない。そのうち枯れそうになってしまった。モミジは枝が天に向かって伸び放題に伸び、どうにも見られた姿ではない。他の木も、葉っぱに斑点がついていたが、どうしたらいいか分からないままこれも自然にまかせていたら木が枯れてしまったりと、もう散々だった。

 つくづく思った。無知は駄目だと。それで植木の勉強が始まった。もう15年も前のことである。

 以来、植木、庭園関係の本をいろいろ買っては読んだ。その中でこの本が今も手元に残っている。買ってから12年ほどになる。
 読めば読むほど味わいのある本である。それはそうだろう、京都の植木職人の親方が古人の知恵、先人の知恵を書いた、植木管理の薀蓄がズッシリと詰まった本だから。

 この本は、全体は大きく,『植える』,『切る』,『育てる』の3つの勘どころで基本を伝授し、最後は「とっておき庭木の極意」でそれぞれの庭木の管理法の極意、という全部で4つの構成になっている。はじめから順に読んでもよいが、庭にある木の手入れの仕方を知りたいと思ったら、すぐ、「とっておき庭木の極意」を見るのもよいだろう。ここには50種類近くの樹木の管理法がでている。

 例えば、「ボタン(牡丹)」の項では、親方は「ボタンは西日を当てるな」とピシャリと言った後、その理由を述べ、立派な花を咲かせるコツ、毎年大きな花を咲かせるコツなどを惜しげもなく披露している。その通りにやってみたら、立派な花が咲いた。感謝です。
 又、簡単に見えるモミジには11頁も費やしている。実際に植えてみると考えているほど、手入れは簡単ではない。伸び放題になる枝を見て、どうすればよいのか右往左往する。幹にウロもできやすい。
 だから親方の、「モミジの手入れがうまくできるようになれば1人前」という話には納得した。納得しながら、日本の造園技術、植木屋さんの技術には感心した。もう手放せません。
引用元:

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