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不肖・宮嶋がスナイパーなら…


写真商品名
不肖・宮嶋 金正日を狙え! (文春文庫PLUS)
改めてプロカメラマンの凄さを感じた。決定的瞬間を捉える為には、写真の技術だけではも
ちろんだめだ。知らない異国のアパートの住民に交渉して撮影場所を確保し、その上踏み込
んできた警備員をその住民が追い返すというところまで味方にしてしまう、著者の人間力が
本書の魅力だ。命がけの北朝鮮の警備員と武士の情けか脚の間から撮らせたりするロシアの
警備員、気ままなVIPに振り回される一般市民とのギャップも面白い。

「切符を見せるノフ。 〜二つの入り口に進むビッチ!」や「こいつは怪しいスミダ!」な
どの会話も妙にリアリティがあって楽しめる。



引用元:不肖・宮嶋がスナイパーなら…

仲里依紗

この本は黄長ヨブ氏とのインタビューに、インタビューアーの久保田るり子氏(サンケイ新聞)が解説を加えたものだ。解説のお陰で判りやすい内容になっている。

前から北に残されたの黄氏ご家族の事が気になっていた。「妻は何ヶ月かのちに自殺…二番目の娘は…収容所に送られる途中で飛び降り自殺…彼女の夫は亡命しようとして捕らえわれ…息子も亡命しようとして捕らえられ…一番目と三番目の娘は収容所へ行ったと聞いた。」。氏の亡命理由は金正日が国民の幸福を全く考えないという愛国心からのものとある。しかし氏は親族他の犠牲を思い「自分には死ぬことさえも許されない」と言っているという。それだけ氏の金正日へのことば重い。

北朝鮮の不幸は、開放政策を取ると体制は維持できないと金正日が考えている点だ。この為黄氏は、金正日を排除しない限り北朝鮮国民の幸福はないとしている。

また金正日の対韓戦略については「どこまでも朝鮮半島を占領しようとしている。ただ、韓国を占領するためには、米韓関係を絶たなければならないし、日韓関係を絶たなければならないという考えだ。…韓国に反米、反日思想を植え付け、反日を韓国人が愛国のように考えるようになったのは、韓国の一部勢力が金正日の方針に従っているからなのだ」としている。日本の嫌韓も北朝鮮の策謀かもしれない。また文中に。金大中が北から資金的援助を受けていたとの記載がありびっくりもした。

黄氏の境遇から氏のことばの重さを理解すれば、恐らく本書は金正日を正確に描写しているであろうことが良く判る。従って本書は金正日理解、つまり北朝鮮理解に不可欠な書であることが良く判る。

引用元:

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