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ナイキという会社は、じつに巧みなマーケティング戦略で成功を収めた会社だ。
とくにそのブランド構築力は群を抜いている。
かつて安くて当たり前だった日用品のひとつ『運動靴』に付加価値を与え、全米の少年たちの憧れのアイテムへと大変身させたのは、ほかならぬ同社である。
それでもやっぱりナイキはすごい
| 写真 | 商品名 |
![]() | スウッシュ―NIKE「裏社史」 挑戦と危機と革新の「真実」 |
とくにそのブランド構築力は群を抜いている。
かつて安くて当たり前だった日用品のひとつ『運動靴』に付加価値を与え、全米の少年たちの憧れのアイテムへと大変身させたのは、ほかならぬ同社である。
いかにしてその強力なブランドを構築していったかについては、ナイキの広告担当の後にスターバックスでブランド構築を担当したスコット・ベドベリ氏による「なぜみんなスターバックスに行きたがるのか」(スコット・ベドベリ著 講談社)や、ナイキ社の詳細な取材によって記された「ジャスト・ドゥ・イット―ナイキ物語」(ドナルド・カッツ著 早川書房)、「スポーツ・ブランド―ナイキは私たちをどう変えたのか? 」(松田 義幸 著 中央公論新社)などに詳しく紹介されている。
本書にはこれらの本からは見えてこないもう一つのナイキの歴史がダークサイドの視点から描かれている。
その出版の経緯については、先にあげた書物等にも紹介されているが、本書の著者であるJ.B.シュトラッサー氏の経歴からして、ナイキ社にとってけして好ましい人物ではない。その個人的な視点を通してみると、表から見ると磐石なナイキも実は内部でさまざまなトラブルが起きており、またブランド管理もけして完璧ではなかったことがうかがえる。これもまた一つの事実なのであろう。
それでも。
それでも本書を読み進んでいくうちにナイキのすごさを感じるのは、こうしたさまざまな事実を抱えながらもあれだけの巨大ブランドの構築に成功したことである。
これだけのマイナス要因を抱えながらも大きなプラスを生み出したのは並々ならぬ力である。
先に紹介したナイキについての書物を読まれた方に、ブランド構築について興味のある方に、ぜひおすすめの一冊!
引用元:それでもやっぱりナイキはすごい
