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ことばの護身術


写真商品名
アタマにくる一言へのとっさの対応術 (SB文庫 ヘ 1-1)
出版前の仮題は『ことばの護身術』とかいう題名だったと思う。
結局えらい直接的な邦題にしたなあと思いながら忘れていたが、先日たまたま
文庫になっているのを見つけて読んだ。

面白いのは、著者が合気道などいわゆる武術に関心を持っていること。
相手の調子に合わせると見せることで、相手のバランスを崩して放っておく
なんてのは、相手を痛めつける意図がない場合の武術の技そのものである。
書いてあることは実践的で、実例や注意書きなども細かく、なかなか面白く
トレーニングを積めば役に立ちそうな内容でもある。

それにしても、こういう本を読んでいると、若い頃に初めて海外に出て、
「なんだ、国境を越えても、同じ人間がメシ食って生活してるだけじゃないか」
と感じたことを懐かしく思い出す。
引用元:ことばの護身術

高橋みなみ

ソフトカバー版を持っているのですが、文庫版で再販されていたのですね。

あまりに実用的で、抜群の破壊力をもっていますので、かつて実践したことのある人は複雑な心境になるかもしれません。

本書を読んで”強くなってしまった”人は、全身にエネルギーが満ちた状態となります。

それは、悪意ある発言者にしか感じられないオーラというか、抑止力になるのでしょう。
武道をやっている人が総じていじめられにくいのと同じような作用があると思います。


本書は基本的に、相手に言われっぱなしで、”返し”ができない人を対象にトレーニングしていく流れとなっています。
ただしパターンが複数ありますから、実践は読破してから、忠実にやってみることです。

そもそも発言する側に”悪意”がある、ということが問題なので、返された相手が傷つくことについて配慮などしない、というのがポイントです。

著者が合気道を引き合いに出されていますが、まさにそのとおりで、自らが放った悪意がそのまま自分に跳ね返ってくるというのは、発言した人には未体験の衝撃であるでしょう。むしろ倍返しくらいに感じるかもしれません。


自戒を込めて書きますが、
”強くなってしまった人”は、今度は自らの発言に注意しなくてはなりません。
うっかり人を傷つけないように・・・。

引用元:

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