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中田英寿 地球というホーム


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In His Times 中田英寿という時代
正直、今さら中田かと思っていた。彼のサッカーや生きる姿勢にはいつも心を寄せたし、彼の最後の代表の試合への献身も素晴らしかったが、やはり2006年6月に終わった人でもあった。

だから買って読まなきゃ・・・と思っていた『In His Times 中田英寿という時代』の本、著者の増島みどりさんから「中田の本出しましたので、お時間のある時でも・・・」という葉書を頂いたとき、まずいと思った。なぜなら出版は知っていたが、まだ購入していなかったから。

葉書を頂いた翌日、書店に行くとすでに本は二刷だった。読み始めて何度も涙をこらえた。

スポーツ・アスリートの本なのだからお涙頂戴の本であるはずがない。それでも目が熱くなった。一つは中田英寿というアスリートの態度、思考や生き方への感動。それを証言するアスリートや関係者の言葉への感動である。

もう一つ。中田が蹴り出す強いパスに「誰も受け取れないスルーパス」という言われ方がされていたことがあった。そのピッチ上のパスだけでなく、日本人の大半が、中田という生き方を「受け取れてなかった」。それがわかった。彼の献身的なプレーが好きだし理解もしていたと思っていたが、浅かった。自分の不明を恥じた。さまざまな感想があるが一文だけ引用したい。

  もちろん日本で生まれ育ったわけですが、僕らは地球で生まれているん
  だから、まあみんな同じなんだと思うことはありませんか。もちろん、色々
  な壁がある。言葉であり文化であり、宗教であり。しかし、こういう壁を取り
  除いたとき、誰にとっても、ここ地球がホームになる。
  中田英寿(引退後のインタビュー)

中田が「旅に出ます」と言った意味は「地球がホーム」であることを確かめるため。ピッチでも、練習場でも、ロッカールームでも、アウェーでも、サッカーという枠には収まりきらない人間が中田英寿であった。
引用元:中田英寿 地球というホーム

牧瀬里穂

著者がどのように起業を成功させたのか、どんなことを思い経営しているのかが具体的なエピソードとして書かれているので、読んでいておもしろい。経営を扱った専門書ではなく、自らの経験に則した形で書かれてるので、スラスラと読めてしまう。また、経験に裏打ちされた言葉で綴られているので、説得力もあります。さすがベンチャー企業家のカリスマといわれるだけあって、これまで「考え」、「行動」してきたことに一貫した論理、つまりブレない軸のようなものがうかがえます。
引用元:

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