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格差社会における負の連鎖


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ララピポ (幻冬舎文庫 お 13-2)
面白い小説で一気に読み終えた。冒頭からなにやら私小説風の描写が意味ありげだなと思っていたら、案の定どんでん返しがあった。実に鮮やかでまんまとやられたっていう感じ。
内容は「格差社会における負の連鎖」とでも言えばいいのか、向上心も道徳心も失くした(はじめから持ち合わせていない)欲望だけを持った雑多な人間が次々と登場する。彼らを結びつけるのは弱者が弱者を収奪するという「弱肉強食」ならぬ「弱肉弱食」の食物連鎖にも似た社会の構図である。
 この小説には勝ち組の人間は登場しない。全部が全部負け組みの人間ばかりである。そんなところが現代の閉塞感を表していて考えさせられる。でもそれでいて重くなく、あっけらかーんとした印象を受けるのは筆者の力だと思う。

引用元:格差社会における負の連鎖

関谷愛里紗

面白い小説で一気に読み終えた。冒頭からなにやら私小説風の描写が意味ありげだなと思っていたら、案の定どんでん返しがあった。実に鮮やかでまんまとやられたっていう感じ。
内容は「格差社会における負の連鎖」とでも言えばいいのか、向上心も道徳心も失くした(はじめから持ち合わせていない)欲望だけを持った雑多な人間が次々と登場する。彼らを結びつけるのは弱者が弱者を収奪するという「弱肉強食」ならぬ「弱肉弱食」の食物連鎖にも似た社会の構図である。
 この小説には勝ち組の人間は登場しない。全部が全部負け組みの人間ばかりである。そんなところが現代の閉塞感を表していて考えさせられる。でもそれでいて重くなく、あっけらかーんとした印象を受けるのは筆者の力だと思う。

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