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理解するということ


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性犯罪被害にあうということ
タイトルと表紙を見て、これは読まなければいけないと思いました。年に一度あるかないかのことです。

同情ではなく理解して欲しいという著者の言葉は、簡単そうに見えて実際には難しいのかもしれません。
でも、覚えておかねばならない言葉です。
引用元:理解するということ

吉木りさ

事件後の事情聴取、公判中や味方になってくれるはずの家族や親せき、恋人、友達と二元関係の数ほど第2、第3の精神圧迫が繰り返される。

たった一つの事件。それも性的な攻撃がこれほど人間の人格に深く影響するのかと思うとゾッとする。

一度の事件が繰り返し一人の人間を苦しめ続ける構図がはっきり書かれている。学術書や精神医学の書物などで書かれるような端的であったりカウンセリング後の第3者の視点で描かれる内容と違い生々しい。

厳しい状況の中、必死に現実的折り合いを見つける過程や性的犯罪被害者が経験するお粗末な行政対応などに触れている部分が興味深い。これを切っ掛けに少しでも世の中が良い方向に変わればと願わずにいられない。

最後には性被害は女性だけではなく男性にも少なくないということがほんの少しだけ書かれている。付き合っている女性に好きに体を弄ばれれば、それはもう立派なデートレイプだろう。そして男性被害者の場合は、事件の絶対数の少なさもあるだろうが深刻比率はずっと少ないであろうことは想像に難しくない。少年が被害者の場合は心が未成熟なことも加わり一生ものの傷が残ってしまう。

性的な分野の教育が遅れている日本では、無知さがその原因のひとつと考えられないだろうか。喜びに繋がらない性行為はすべて暴力である。相手が裸でも誘いに応じない場合は「オアズケ」が当たり前なのだ。嫌よ嫌よも好きのうち。オマエダッテカンジテイルンダロウ。といった古臭い価値観が早く一掃されることを願う。
引用元:

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