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著者の四作目にあたり、前作『凍りのくじら』同様SF(少し不思議)な物語。
著者は講談社のメフィスト賞を受賞してデビューした期待の若手女流作家である。
デビュー作と二作目はホラー小説にカテゴライズされる作品で、一人称で物語を描き場面によって視点(語り手)が変わるザッピングの手法を使っている。
細かな心理描写が上手な著者だからこそ生きてくる手法であるが、視点がコロコロ変わるために読み難く深く物語りに入り込めないという人もいて好き嫌いが分かれる書き方である。
しかし、三作目とこの四作目『ぼくのメジャースプーン』はエピローグを除き全編を通して主人公の視点から物語が語られる。
それによりより深く主人公の心の動きが読者に伝わり、主人公との同化がしやすくて話しにのめり込んでしまう力がある。
個人的に三作目・四作目の辻村深月ならではのSF(少し不思議)な話の方がデビュー作のホラーよりも味わい深くて好きです。
話の伏線の配置やヒントのほのめかしも上手で作家としての実力は若手でトップクラスでしょう。
まずは読んでみてください。損はしないはずです。
引用元:一人称だから描ける細かな心理描写
一人称だから描ける細かな心理描写
| 写真 | 商品名 |
![]() | ぼくのメジャースプーン (講談社ノベルス) |
著者は講談社のメフィスト賞を受賞してデビューした期待の若手女流作家である。
デビュー作と二作目はホラー小説にカテゴライズされる作品で、一人称で物語を描き場面によって視点(語り手)が変わるザッピングの手法を使っている。
細かな心理描写が上手な著者だからこそ生きてくる手法であるが、視点がコロコロ変わるために読み難く深く物語りに入り込めないという人もいて好き嫌いが分かれる書き方である。
しかし、三作目とこの四作目『ぼくのメジャースプーン』はエピローグを除き全編を通して主人公の視点から物語が語られる。
それによりより深く主人公の心の動きが読者に伝わり、主人公との同化がしやすくて話しにのめり込んでしまう力がある。
個人的に三作目・四作目の辻村深月ならではのSF(少し不思議)な話の方がデビュー作のホラーよりも味わい深くて好きです。
話の伏線の配置やヒントのほのめかしも上手で作家としての実力は若手でトップクラスでしょう。
まずは読んでみてください。損はしないはずです。
引用元:一人称だから描ける細かな心理描写
