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家具流通の大改革の秘密に迫る


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IKEA超巨大小売業、成功の秘訣
IKEAは、スウェーデン発で世界的な展開をしている家具の大手チェーンであり、日本にも20年程前に進出、一旦撤退後、再上陸した会社である。本書はこのIKEAの成り立ち・成長経緯とその強さがどこにあるのかを分析したものである。どこの国でも従来の家具の流通のあり方があったが、それらを根本から変えてしまう凄みを持った世界展開をなし遂げて来た。
15年前に初めてIKEAの店に入った時、店全体がショーケースとなったレイアウト、(大人が自由に歩きまわれるように設置された)子供の為の遊技場、自分で家具を組み立てる為の材料を倉庫のような棚から持って帰れるDIY方式の商品開発等、その斬新さに驚いた記憶があるが、そのような発展過程が細かく本書には記載されていることが非常に興味深い。
とりわけ、その経営方針・価値観には驚かされるものが多い。例えば、株式公開はせず、借金もせず、経営権も世襲せず、誰にも脅かされない経営体制を構築している。これは創業者の強烈な思いが込められた何かであろう。
IKEAそのものや家具に興味を持っている方には勿論、小売の成功の秘訣、ビジネスのグローバル展開など、ビジネスモデル自体に興味を持つ方にはお薦めの一冊である。

引用元:家具流通の大改革の秘密に迫る

岩井由紀子

日本にも、千葉県船橋市に、IKEAの第一号店が2006年に誕生した。2008年には、大阪、神戸と出店するそうで、ますます、IKEAのグローバル化に拍車がかかっている。
IKEAと言えば、超巨大な店舗と、徹底したセルフサービス、そして、黄色と青のコーポレートカラーを思い浮かべる。
その創業者イングヴァル・カンプラードの半生と、経営哲学を余すところなく紹介されている。

IKEAは、株式上場をしていない。それは、そうすることで、IKEAらしさを失わないという確固たる信念があるからである。
また、カンプラードは、質素な生活を心がけている。それは、「多くの人の役にためには、普通の人々のそばにいなくてはならない」というカンプラードの哲学があるからである。

自社に厳しく、お客様に誠実なIKEAだが、一方で、社員の給料が低いという問題もあるようである。これは、アメリカの大手小売業、ウォルマートでも取りざたされていた問題である。「いいものを安く」を追求すると、どうしてもどこかでバランスがくずれていくものである。
社員を守るか、お客の利益を守るか・・・これは究極の選択であるが、こうしたジレンマを乗り越えていく企業こそ、世界的に支持される企業に成長するのだと感じた。

大ヒット書棚「BILLY」の原材料が、ホルムアルデヒドに汚染されていることがわかったときに取ったIKEAの対応は、偽装問題にゆれる日本の多くの企業のトップに是非読んでもらいたい。
引用元:

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