とんでもない政治家・麻生太郎
著者は非常にシンプルな鋭い視点を持った政治家である。「ニートの社会参加支援は、これから「どんな社会」になるのかが、ニート側に見えていない以上効果が上がらないのではないかp.43」「すべての人が仕事での自己実現をすべきだ」などという極端な理想論を置くのはいかがなものだろうかp.45」等の指摘は私達が忘れがちな、重要な視点を与えてくれる。しかし、著者は同時に「アジアの公益に必要な安全と秩序をもたらしてきたものはアメリカの軍事力とそれを支えた日米同盟、それを信じない者は強固な反米思想の持ち主だp.30-31。」「若い人が自身を無くし、生きる方向を見失っているのは、「平等な教育」のせいp.67。」というような、単純で根拠のない「決めつけ」と、「学校から選択されるのではなく、自らが選択するものになれば、教育格差などという後ろ向きの発想は一層できるに違いないp.101(現実に存在する格差問題を意識の問題へとすりかえ)」「山積する問題解決のためにまず必要なのは、宗教法人でない靖国神社になることだp.148(戦犯祭祀による戦争肯定等の問題を宗教の形式論へとすりかえ)」というような「問題のすり替え」を多用する。非常に重要な問題をきちんと認識している姿勢をみせつつ、議論をすりかえ解決にならない対策を問題解決方法に見せかける危険な政治家である。特に「靖国神社の祭祀を非宗教化し、「(戦前の)招魂社」といった本来の姿に回帰させ、国が靖国神社を支援するようにすべきp.139-152」という著者の主張は全くの戦前回帰。麻生太郎という政治家の本質を知るためには必読の書。
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とんでもない政治家・麻生太郎椎名亞珠
お堅い本ではありますが、3人とも、かなり大胆な提言をしてます。
提言以外の部分でも、勉強になる部分もあったし。まあ、この手の本としては楽しめました。
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