全体的に取材力不足
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![]() | 駅伝がマラソンをダメにした (光文社新書) |
箱根駅伝についての豊富な話題、各校の分析、監督の話題は楽しいが、法政、国士、専修、東洋などはネタが集まらなかったのかしらないが触れられず手抜きの感がある。
TV中継で箱根駅伝の質が変わった→燃え付き症候群→マラソンランナー育たない、という図式なのだが、卒業後マラソンで成功した緒方と失敗した渡辺の違いについては説明がない。強いていえば「中村清の継承者は瀬古より坂口」のくだりか。
高岡がなぜ関東の大学へ行かなかったのかとか、中山竹通が国内メジャー駅伝(全国高校、青東、九州一周、実業団など)にほとんど出ていないことまで触れるべきだろう。中山の件については筆者が果たして気付いていたのかも怪しいが・・・。
実業団駅伝についても前半では箱根より適切な距離設定と持ち上げておきながら後半ではマラソン強化の邪魔とヤリダマに挙がっている。
しかし実業団の駅伝の多さなどは今に始まったことではないだろう。宗兄弟や伊藤、谷口は九州一周など数多くの駅伝に出てマラソンも強かったことについてはどう説明するのだろう? 強いていえば全日本実業団駅伝の開催時期が今と違うことにまで触れておくべきだし、筆者の考える駅伝・マラソンスケジュール案くらいは提示して欲しかった。
最終的にマスコミを悪者にするにしても、全体的に取材力不足。なにしろ参考文献が少なすぎ。オアゾへ行ってもっと本を探してきなさい。(笑)
どうせならランナーズなどにたまに書いている某武田氏に書いて欲しい題材だった。
引用元:全体的に取材力不足
この本を読むとなぜ日本のマラソンでは、女子では、五輪や世界選手権では、毎回メダルをとり、男子では、ケニア以外のアフリカ諸国を抜き世界2位の層の厚さを誇るかがよくわかる。
以下全て括弧内以外、著者が指摘している通り、1、駅伝が人気があるものだから、中距離の選手まで長距離に転向して活躍することになる。2、駅伝を目指して、若い頃から長距離の効果的な指導がなされるため、高校生の記録も上昇。3、トラックと20kmロードはかなり違うように、(大学生レベルでは他国がトラックをやっているうちから、マラソンにより近いロードの20kというかなりの長距離で訓練。)4、駅伝に人気があるから、長距離に人も金もノウハウも優れた指導者も、モチベーションもありふれることになる。5、他国では男女問わずトラックの記録が日本選手よりはるかに優れた圧倒的多数の選手でもそのスピードを長距離に移行できない。(これは、日本の長距離の訓練が極めてすぐれている証左である。)6、(世界で唯一の)アメリカ式一発選考を追従せず、(世界標準の)「実力」重視の複数選考レースを貫いたこと。7、駅伝が滅茶苦茶に人気がある(ため、他国だったなら長距離専門で飯を食っていけない圧倒的多数の選手が企業選手として日本の無茶苦茶な層の厚さを支えられること。)8、女子では未だ世界的に移行期であり(とくにケニアでは女性が成人してまで、肌を露出する陸上を普通やらない)、(世界最高より4分遅い)日本女子でも(日本の駅伝が支える長距離文化のため)世界の最高峰レベルで戦っていけること。9、他国はトラックの五千でスピード訓練している(一方、日本ではロードでチームでモチベーション高めあって、スピード訓練)。10、大学では一部関東の大学に選手が集中(するから優れた選手、指導者に囲まれて、英才訓練)。
引用元:
以下全て括弧内以外、著者が指摘している通り、1、駅伝が人気があるものだから、中距離の選手まで長距離に転向して活躍することになる。2、駅伝を目指して、若い頃から長距離の効果的な指導がなされるため、高校生の記録も上昇。3、トラックと20kmロードはかなり違うように、(大学生レベルでは他国がトラックをやっているうちから、マラソンにより近いロードの20kというかなりの長距離で訓練。)4、駅伝に人気があるから、長距離に人も金もノウハウも優れた指導者も、モチベーションもありふれることになる。5、他国では男女問わずトラックの記録が日本選手よりはるかに優れた圧倒的多数の選手でもそのスピードを長距離に移行できない。(これは、日本の長距離の訓練が極めてすぐれている証左である。)6、(世界で唯一の)アメリカ式一発選考を追従せず、(世界標準の)「実力」重視の複数選考レースを貫いたこと。7、駅伝が滅茶苦茶に人気がある(ため、他国だったなら長距離専門で飯を食っていけない圧倒的多数の選手が企業選手として日本の無茶苦茶な層の厚さを支えられること。)8、女子では未だ世界的に移行期であり(とくにケニアでは女性が成人してまで、肌を露出する陸上を普通やらない)、(世界最高より4分遅い)日本女子でも(日本の駅伝が支える長距離文化のため)世界の最高峰レベルで戦っていけること。9、他国はトラックの五千でスピード訓練している(一方、日本ではロードでチームでモチベーション高めあって、スピード訓練)。10、大学では一部関東の大学に選手が集中(するから優れた選手、指導者に囲まれて、英才訓練)。
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