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文献渉猟だけではない著者の視点


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パンツが見える。―羞恥心の現代史 (朝日選書)
最近、アニメに出てくる女の子がパンツを見せなくなっているのにお気づきだろうか。「サザエさん」のワカメちゃんはともかく、「ドラえもん」のしずかちゃん、「チンプイ」のエリさまなど、昔はアニメの中で低年齢の女の子は短いスカートで、パンツが見えていてあたりまえだった。今のドラえもんでしずかちゃんのパンツを探してみると、如何に困難かわかるだろう。逆に、ある程度少女的お色気を売り物にしたアニメ(こいこい7とか)は盛大にパンツを見せたり半裸全裸になったりしているが、これはまた対象と目的が別。つまり、幼女少女と雖も「パンチラは日常の風景から排除されつつある」ことのひとつの証左だ。
著者がこの本で述べていることは、多くの文献的・時事的証拠からの羞恥心と女性の下着の関連史ともいうべきものであって、その視点には確固としたものが認められる。はじめて読んだ井上氏の書物は「霊柩車の誕生」だったが、霊柩車という忌まれる存在にこれだけの歴史・社会的投影が為されていることに舌を巻いた。この書物でも女性下着という隠された存在を社会史のなかに浮き彫りにしている。少し文章は単調かもしれないが、やはり上手い。星4つ。
引用元:文献渉猟だけではない著者の視点

森今日子

ジベタりアンや人前キスなどは、確かに恥ずかしさという感情を忘れた行為であり、日本の若い人たちが恥の気持ちを失い、世相が乱れているのは確かである。しかし、これは個人のレベルにおける恥の喪失だが、社会のレベルで見た場合に、もっと重大で大きな恥の心が狂っているのが、今の日本の政治や経済ではないだろうか。首相が簡単に公約を破るだけでなく、すり替えとごまかしをして恥じない国会答弁や、建築基準を誤魔化したり肉のレベルの張り替えをする業者、また、ペテンが横行する株式市場など、日本では大きな社会的な破廉恥行為が横行している。著者のように周辺で日常目に付くはしたない行為に注目して、通俗レベルでの小さな恥知らずに小言コウベイをすれば、大衆レベルでは関心を集め本は売れるかもしれない。だが、より大きな恥ずかしい行為が公然とまかり通る、日本の社会の中心部に目を瞑れば、社会全体はいよいよ悪くなるばかりで、それが巨悪にとって有難いことになるのではないか。そこが心配なので星は二つにした。
引用元:

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