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この本はタイトルとジャケットがよくない


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みんなが西向きゃ俺は東
松井社長の考え方は、海外(先進国の都会)ではむしろ当たり前だと思う。しかるに本のみかけが非常にとっぴかつ軽めの経営論のような印象を与えるので、その点だけは気に入らない。サラリーマン根性になりはてていない人間ならば、この本に素直に共感できるのではないかと思う。

松井社長の経営能力のゆりかごとなった日本郵船の菊池社長の話には泣けた。「郵船は、非常に国際的、競争的」とこの本にはあるが、同社はその長い歴史、他の弱小運輸会社を踏みつぶして君臨してきたことも事実である(縁者の会社もダンピング競争の末、閉鎖した)。この手の日本の会社は、繊維にせよ銀行にせよ没落していった(いく)わけだが、こういう中興の祖の例もあるのだなあと驚いた。
引用元:この本はタイトルとジャケットがよくない

有原栞菜

基本的なコンセプトは前作「おやんなさいよ、でもつまんないよ」と同様、松井社長の主張、ものの考え方が述べられている。前作が、時間がない中で書かれているのに比べると、今回はかなり、考え方、本の構成も整理されており、整った内容になっている。それゆえ、内容の重複はある。

松井社長の考え方は、今までの調和を重視した日本の社会のなかではかなり独断的に思う読者も少なくないだろう。しかし、激動の今の世の中で求められているのは、明らかに強いリーダーシップをもつリーダーであることを再認識した。
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